食品添加物の誤解
こんにちはこんばんは。
管理栄養士よたです。
皆さん、食品添加物って知ってますか?
正直、あまりいいイメージを持っている方は少ないかもしれません。
なぜか嫌われてしまっている食品添加物。
とてもかわいそうなので、今回は食品添加物のイメージを変えるべく、お話ししていこうと思います。
先に言っておきますが、食品添加物ってすごいんです!
目次
食品添加物とは
食品添加物は国の厳しい審査を通過して安全性が認められ、食品への使用が認められた物質。
指定添加物だけでも400種類以上もあり、用途も多岐にわたります。
私たちがスーパーやコンビニなどで手に入れることができるものにはほとんど食品添加物が使用されており、私たちの食生活は食品添加物により支えられています。
食品添加物の役割
- 安全性を保つ
- 味や香りの付加
- 食感や風味の添加
- 栄養強化
代表的な添加物
- 保存料・・・食品の保存性を高め、腐敗を抑える
- 着色料・・・食品を着色する
- 甘味料・・・食品に甘みを加える
- ゲル化剤・・食感(テクスチャー)を作り出す
無添加がいいの?
無添加が体に良いと思っている方は少なくありません。
それは間違いです。
そもそも無添加という言葉には縛りやルールがなく、誰にでも使える言葉なのはご存知でしょうか?
製造販売業者が無添加ですと言ってしまえば、なんでも無添加になってしまうんです。
ルールがないということは、無添加であることを確認する機関ももちろんありません。
そっちの方が怖くない?
無添加=安全という考え方はとても危険です。
結論、食品添加物って悪者なの?
食品添加物は、私たちの食卓の安全性を支える縁の下の力持ちです。
決して、悪者なんかじゃありません。
食品添加物がなければ、今頃・・・
「食材の保存が効かず、細菌も増殖し放題で食中毒多発」
「冷凍食品やインスタント食品、レトルト食品は存在しない世界」
「スーパーには野菜や果物等の生鮮食品しか並ばない」
「コンビニなんて存在しない」
こんな世界であったかもしれません。
発がん性がある、アレルギー発症を助長する等の話は昔からあります。
ですが、前述の通り、安全性は食品衛生法でも保証されていますし、国が人体に影響がないと確認したものが販売されているわけですから安心してください。
まず、食品添加物への勝手なイメージは捨てましょう。
正しい知識を基に、自分に必要か否か取捨選択することがこの情報社会では必要です。
今回は、良い仕事をしているはずの食品添加物が、低評価を受けまくっているという噂を耳にしたので記事にしてみました。
ちなみに僕は食品添加物のヘビーユーザーです。